このたびアルタイ交流舎を設立いたしました。「ユーラシアをもっと身近に感じよう」が基本理念です。日本と中央ユーラシア・シベリアの間のおもに文化的、社会的交流を支え、「つなぐ・めぐる」「つどう・知る」ための事業をおこないます。中央ユーラシア・シベリアの国々を対象とした海外視察・調査、国際交流事業へのサポートをご提供し、また幣舎自身でも相互理解のためのイベントを開催し書籍も刊行してまいります。
ここ数年はアフガニスタンからのアメリカ軍撤退、ロシアによるウクライナ侵攻と、中央ユーラシア・シベリア地域は激動期を迎えております。こうしたときだからこそ社会的、文化的なレベル、民間、草の根のレベルでの交流、相互理解を積み重ねていくべきではないでしょうか。同じ思いをお持ちの皆様とともに活動していけるよう、私たちの力は限られておりますが、努力していく所存です。
「アルタイ交流舎」のホームページをご訪問くださり有難うございます。私はこれまで通算で約14年間、ウズベキスタン、モンゴル、ロシアに滞在してきました。特にウズベキスタンでは日本の大学の現地事務所に勤務し、両国間の学術・大学間交流の促進に約8年間、携わりました。日本とウズベキスタンの間では仕事の進め方に大きな違いがあり、ウズベキスタン滞在中、私は次第にそういった社会文化の「通訳」というべき役割を果たすようになっていきました。「アルタイ交流舎」でもそうした「通訳」として皆様のお役に立ちたいと考えております。また中央ユーラシア・シベリアの国々について知っていただくための場も作っていきたいです。
開業の日(2023年7月24日)に
アルタイ交流舎代表 今村栄一